社長メッセージ
当社は1960年の創業以来、「世の中にないものをつくり、世の中のためになるものをつくる」を経営理念として、独自の光応用技術を用いた検査・計測ソリューションの開発を続け、数多くの世界初の製品を世の中に送り出してきました。現在の主力事業である半導体関連の検査・計測装置は、半導体デバイスの高性能化と低消費電力化、歩留まり向上に重要な役割を果たし、各種電子機器の省エネルギー化と製造工程で発生する廃棄部材の削減に貢献しています。当社はまた、事業を通じて社会課題の解決に貢献するため、重要課題(マテリアリティ)として「経済・社会価値を生み出す製品開発力」、「顧客ニーズを迅速に実現する対応力」、「持続可能なサプライチェーン」、「人材を活かす組織体制・風土」、「持続可能性に配慮したガバナンス体制」の5つのテーマを特定し、継続的な取り組みを推進しております。
2024年2月には、気候変動への対策として、中長期の温室効果ガス(GHG)排出量削減目標を設定しました。2030年までに本社単体のScope 1+2 GHG排出量42%削減(2023年比)、2050年までにScope 1+2ネットゼロの達成を目指してまいります。これらの目標達成に向けた取り組みの第一歩として、2024年7月より国内保有拠点で使用する電力を実質再生可能エネルギー由来の電力に切り替えることとしました。これにより、対象拠点における電力使用によるGHG排出量を実質ゼロといたします。
また、当社の製品の中でも特に半導体デバイスの消費電力削減への貢献度が高い最先端のEUVマスク関連装置とパワー半導体関連装置、並びにリチウムイオン電池等の開発への貢献度が高い検査・計測装置を「グリーン製品」と位置づけ、その分野の成長のために積極的な投資を行う目標を設定しております。
今後も当社の強みを発揮して、ユニークで付加価値の高い製品を生み出し続けることで、社会課題の解決に貢献し、豊かで持続可能な社会の実現の一助となるよう努めてまいります。
皆さまの一層のご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役 社長執行役員 仙洞田 哲也